日本国民の平均寿命とは別に、都道府県ごとにかなり平均寿命は偏りがあります。
県民性や気候、生活習慣で寿命は大きく変わるというのがよくわかります。
2024年の調査・集計での都道府県別平均寿命ランキングですと、
1位 長野県
2位 滋賀県
3位 福井県
4位 京都府
5位 熊本県
となっています
1位、2位の長野県、滋賀県はものすごい僅差で、共に平均寿命が長いです。
これは、長野県では、かつて(50年前頃)脳卒中の死亡率がトップクラスで、長野は海に面しておらず、冬が厳しいため、食物を保存するために塩辛い食べものが多かったため、塩分摂取量がとても高く、それが高血圧を引き起こし、脳卒中につながっていたとされていました。
これに危機感を覚えた県知事が率先して健康対策を取り入れる政策を多数提言して、塩分摂取量の削減や野菜摂取量の増加を推進してきたという過去があります。
数々の対策、県民の意識改革、野菜摂取量の増加、徐々に県民の寿命は長くなり、かつての短命はどこに、今では日本一の長寿県に。
※なお、年により2位の滋賀県と入れ替わることもありますが、だいたいこの2県で1位2位です
健康度の高い、長生き県はこんな感じでわかりましたが、
逆に、平均寿命の短い県はというと・・・
45位 岩手県
46位 秋田県
47位 青森県
なんと、ワースト3県は東北地方が占めてしまいましたね。
こちら、東北地方に平均寿命が短い県が多い理由は、最初の長野県が昔短命県とされていた理由と同じなんですよね。
北国の雪深い地域ばかりなので、冬季に塩分高めの保存食多いとか、あと、雪多くて運動や、日常の動く量も少なくなってしまうんでしょうね。
青森県も、減塩のためのダシ活(ダシを濃くして塩分下げても満足できる食事を多くする活動)に力を入れたりしてきているようですね。
まあ、あくまで順位なので、もちろんどこかの寿命が延びれば、代わりにどこかは落ちるわけですが、できれば全国すべてが健康的に平均寿命延ばせていくといいですね。